miwasan0216’s blog

愛する子供たちのために、理不尽さと闘う父。誰もが幸福な世の中になるために。

「実子誘拐」が招いた幼児2人放置死

 8月上旬に、神奈川県厚木市で、幼児2人を車中に約2時間40分に渡って放置し、死亡させたとして、母親の長沢麗奈(21歳)が保護責任者遺棄致死で逮捕された。

 

 この長沢容疑者は、2019年に妊娠を機に結婚し、2人の子供に恵まれた。しかし、本年5月中旬、当時、夫であった男性(現在は離婚)は、長沢容疑者から突然別れを切り出され、その後、音信不通となり、2人の子供とも会えなくなった。「いつか、一緒にキャッチボールをするのが夢」と仕事に励んできたが、かなわなかった。複雑な家庭環境でそだった男性にとっては、「やっと手に入れた普通の幸せ」だった。

newspass.jp

 これは、「実子誘拐」が原因で尊い生命が奪われた事件である。この記事を見て、共同親権反対派の人物たちは、どのように考えているのだろうか?これが、単独親権制度が招いた弊害であり、最悪の結果であると言っても過言ではない。父親が子供たちの監護に携わっていれば、このような事態は避けられた。尊い生命が奪われても、「単独親権がいい」と主張するのであれば、その人物の人間性が疑われても仕方ないであろう。

 

 厚生労働省が令和元年度に発表した、最新の調査「子ども虐待による死亡事例等の検証結果等について(第17次報告)」によると、子ども虐待の加害者割合は、実母:52.6%、実父:5.3%であり、実母の加害者割合は、実に、実父の約10倍にあたることが証明されている。

www.mhlw.go.jp

 

 今回の事件も、長沢容疑者が知人の男性の家に行っていたと記事には書いてあるが、おそらく交際相手であろう。こうした現実を、反対派の人物たちは知っているのだろうか。おそらく、見て見ぬふりの状況であろう。

 

 さらに、これには問題がもう1つあり、児童相談所の判断ミスも要因に上げられる。事件3週間前の7月8日にも、長沢容疑者が1歳の子供をエンジンを切った車中に放置。警察は現場の状況から、「ネグレクト」と判断し、児童相談所にも通告した。しかし、児童相談所が長沢容疑者へ連絡したのは、警察の通告から15日後であり、すでに幼児2人は車中で死亡していた。時すでに遅しであった。児童相談所は、問い合わせ件数が多く、対応が遅くなったと釈明しているが、警察からの通告案件は最優先事項であろう。

www.fnn.jp

 同世代の子供たちをもつ親として、このような事件を見ると胸が痛む。自分の子供たちは大丈夫かと、さらに不安に駆られる。こうした悲惨な事件をなくすためにも、日本は「共同親権・共同監護」を導入すべきである。

 

 誰もが幸福な世の中になるために。