弁護士であり、民主党政権時代には官房長官等を歴任し、下野後も、これまで野党第一党の代表も務めた枝野幸男氏の「共同親権」に対する発言に批判が殺到している。
枝野氏に「共同親権」について、直接陳情した方は、枝野氏の秘書から、「枝野の気持ちは変わっていない。共同親権に反対はしない。しがらみがあって発言出来ない」と言われたが、「その政治理念が真逆にかわり、不信感しかございません。とても残念です」と発言している。
私は三吉秘書様に「枝野の気持ちは変わっていない。共同親権に反対はしない。しがらみがあって発言出来ない」と言われた事があります。
— 荻 野 永 吾 (@eigoogino) 2022年8月27日
10年以内に政治理念が真逆に変わったりと、不信感しかございません。とても残念です。
法改正をしなければ、会えない親子は数えきれないほどおりますよ。 https://t.co/XUal3Xg0as
枝野氏は、2009年には「円滑に行くケースについて共同親権はあり得ると認識していました」と発言。しかし、本年8月27日に、「制度を設けると一部にとどまらなくなるリスクが高いことと、制度を設けなくても問題は生じないことが確認できましたので、明確に反対するに至りました。」と、「共同親権反対派」に態度を転じた。
171回国会、2009年のことだったと思います。
— 枝野幸男 #立憲民主党 #埼玉5区 衆議院議員 (@edanoyukio0531) 2022年8月27日
当時は、一部の円滑に行くケースについての共同親権はあり得ると認識していましたが、その後、制度を設けると一部にとどまらなくなるリスクが高いことと、制度を設けなくても問題は生じないことが確認できましたので、明確に反対するに至りました。
⇒ https://t.co/f4B3jOyFLR
私から見れば、所詮、自民党案に反対したいだけとしか思えてならない。枝野氏は、衆議院小選挙区の埼玉5区において、下野後も当選し続けてきた。対立候補の牧原秀樹氏も、同じく弁護士であり、国会議員超党派で結成されている「共同養育議員連盟」において、「共同親権」の実現に向けて、精力的に活動している。
共同養育議員連盟で古川禎久法務大臣に親子交流、共同養育、共同親権について申し入れ。私からは議連発足の経緯と加入の議員がどんどん数も政党も広がっていていかに関心も高まっているかと説明しました。
— 牧原秀樹 まきはらひでき 衆議院議員 自民党 埼玉5区 (@hmakihara) 2022年4月25日
古川大臣から問題の深刻さ、急がなければならないことは理解していると回答がありました。 pic.twitter.com/DVs0iDhVGM
枝野氏の態度変更には、SNSにおいて多くの批判が殺到している。とりわけ、国連からは、本年、子どもの権利条約について日本における実施状況を調査した結果、1998年、2004年、2010年に続き、4回目となる「国連勧告」を受けたことを、野党第一党の代表まで務めた人間として、どのように考えているのだろうか?
さらに、民意は、圧倒的に「共同親権」の導入を支持している。
でも、民意は、共同親権ですよ。 pic.twitter.com/ynl0zdhTkQ
— ヤス白石 (@ldOkk9QX1j6gLPZ) 2022年8月27日
それにも関わらず、態度を変更し、共同親権に反対する姿勢は、何でも反対する日本共産党と何ら変わりがないではないか。有権者から幻滅する声が上がるのも、当然である。今後、立憲民主党は、「立憲共産党」と改名すべきだろう。
誰もが幸福な世の中になるために。