miwasan0216’s blog

愛する子供たちのために、理不尽さと闘う父。誰もが幸福な世の中になるために。

元五輪メダリスト、「子の連れ去り騒動」の件

 卓球・元五輪メダリストの福原愛氏が、「子の連れ去り騒動」で、元夫の江宏傑氏と対立している。双方の意見がぶつかり合い、事態は泥沼化している。

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 もともと福原愛氏の不倫騒動がきっかけで、両者は離婚になった。台湾では、親権は「共同親権」であり、子ども2人は主に台湾で生活。親権は両者が持つが、子どもとの生活は父親の江氏が中心となっていた。

 

 そして、本年7月末に、江氏が福原氏に子どもたちを引き渡す際にトラブルが発生したようだ。江氏は、自身のSNSで、「福原が子供を連れたまま連絡が取れなくなった」と投稿したことで、「連れ去りではないか」と大騒ぎになった。これに対して、福原氏は、「江さんが子供を引き渡したが、多くの妨害があり、警察を呼んで処理してもらいました。それでも夜まで子供を連れていけず、もう一人の家族(長女)を連れてくることはできませんでした」と猛反論した。

 

 さらに、ここで問題になるのが、台湾は離婚時の親権は「共同親権」であるが、ハーグ条約に加盟していないことである。このまま福原氏による子の連れ去りが続く場合、江氏は日本国内の裁判所を通じて返還の申立てをするしかない。その後、家裁調査官が、どちらが監護者としてふさわしいか調査するため、時間もかかるようだ。そして、子供が新しい日本の環境に適応して安定した生活を送れるようになっていると判断されると、“連れ去った” とされる福原氏が監護者としてふさわしいと認定される可能性は十分あるということだ。

 

 ともあれ、江氏と福原氏の主張は対立しているが、子どもには関係のないことである。子どもにとっては、江氏も福原氏も大切な父親であり、母親である。だからこそ、特に、福原氏に対しては、今回のような、子どもを振り回す行動は、厳に慎むべきである。そして、互いに離婚しているのだから、互いに対する感情は乗り越えて、子どもの最善の利益を考えた行動が求められることは言うまでもない。

 

 また、これを機に、「子の連れ去りを容認する」日本の警察や裁判所なども、現実をしっかり直視していただき、「子の連れ去りを容認しない」という姿勢をとらないと、日本国民はおろか、世界各国からも二度と信用されることはないだろう。すでに、ヨーロッパと日本においては、「子の連れ去り」において外交問題までに発展している。今後、台湾をはじめとした他の世界各国と外交問題に発展する可能性もあり、国益を損なうことにつながりかねない。