miwasan0216’s blog

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ついに、最高裁が国会で国民に謝罪した

 本年11月22日付の神戸新聞で掲載されているが、最高裁が今回の一連の問題について、国会で謝罪した。

www.kobe-np.co.jp

 1997年に起きた神戸連続児童殺傷事件をはじめ、全国各地で重大少年事件の記録が廃棄されていたことが判明。最高裁は当初、廃棄の是非について「見解を述べるのは差し控える」と言及を避け、経緯が不明であったとしても問題はないとした。しかし、各地の家裁で社会の耳目を集めた少年事件の記録廃棄が次々と判明。批判が寄せられる中、最高裁は方針を転換。その後、国会でも質疑が相次いだ。

 

<本年11月2日 衆議院法務委員会>

  1.  最高裁「裁判所の保有する記録は国民のもの」と述べ、保存の重要性を認めた。
  2. 最高裁下級裁判所およびその職員を監督する」と定める裁判所法に基づき、事件記録の廃棄や批判を「大変重く受け止めている」と答えていた。

 

<本年11月22日 参議院法務委員会>

  1. 最高裁として率直に反省しており、事件に関係する方々を含む国民の皆さまに対し、申し訳なく思う」と謝罪した。
  2. 「国民の貴重な財産が破棄された。謝罪も含め見解を聞きたい」と問われ、「当時は適切な運用がされていたとは言いがたく、裁判所全体の問題と考えている」と述べて謝罪した。

 

 こうした最高裁の一連の見解の変遷については理解しがたいが、国会で「謝罪」したことについては評価したい。しかし、今後、どのように改革していくのか、一人の国民として、また、裁判を実体験し、裁判所の独善的な体質を目の当たりにした人間として、厳しく見ていきたい。

 

 今回の一連の騒動で、無関心、無責任、無秩序。国民の期待を裏切る裁判所の感覚があぶり出された。そして、国民が無意識のうちにある裁判所への期待(公正・公平・中立に判断する)を裏切る形となった。それに対して、多くの国民から批判を受けた。これを、裁判所自体の組織改革を進めていくきっかけにしていただきたい。口先だけではなく、具体的な行動と結果を持って、国民に誠意を見せていただきたい。

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 最後に、神戸新聞の報道記事が一番詳細でわかりやすかった。真実を明らかにするとの記者の執念と魂を感じた。感謝を申し上げたい。