SNSにおいても、共同親権反対派として、喧々諤々のやりとりを続けている太田啓子弁護士が、9月27日、朝日新聞社の言論サイト「論座」へ、「「共同親権」めぐる報道が映す 当事者の〝非対称〟への無自覚」と題する、共同親権に関するメディア報道を批判する記事を投稿した。
はじめに、太田啓子氏の思想信条から説明したい。太田氏は、神奈川県弁護士会所属の弁護士で、「党員ではない」と自称しているが、日本共産党に極めて近い左翼系弁護士である。その証拠に、共産党機関紙「赤旗」や共産党の支援動画にも出演し、共産党支援を訴えている。
さらに、「自由法曹団」という左翼系弁護士団体にも所属している。この「自由法曹団」には、元日本共産党の国会議員であった弁護士も多数所属している。
おまけとして、自ら出版した書籍を、日本共産党の小池書記局長に絶賛されている。
太田啓子さんの「これからの男の子たちへ」。明晰な文章とさらに深める対談に発見と自省の連続。「これからの男の子たち」はもちろん「かつての男の子たち」も世代超え読むべき。「男らしさの呪い」を脱ぎ捨て、性差別と性暴力を許さぬ闘いに全力あげ、この社会構造の上に生きてきた責任を果たさねば。 pic.twitter.com/VWzfu5kM1K
— 小池 晃(日本共産党) (@koike_akira) 2021年2月23日
したがって、内容も、左翼よりも思想であり、共同親権・共同監護の話題が急速にメディア報道され、単独親権制度の弊害が浮き彫りになってきたことに対する「焦り」から、左翼系機関紙の朝日新聞「論座」に投稿したものと考えられる。
本来は、このような偏った思想の持主の主張には取り合う必要はないと考えているが、せっかく「論座」へ投稿したので、太田氏の主張を見ていきたい。(つづく)